オクトパストラベラーをクリア。
隠しボスクリアまで57時間かかった。
Nintendo Switch 年末年始セールで半額の4000円で購入。

OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)はスクウェアエニックスより発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。
メインスタッフはブレイブリーデフォルトシリーズのメンバーを中心としており、HD-2Dをコンセプトとした美しいドット絵調グラフィック等を売りにしている。


プレイしていて感じた強キャラは以下
・プリムロゼ
足が早く属性攻撃力が高い。魔法職にすれば雑魚狩りで非常に使える。

・アーフェン
アーフェンというキャラクターがそもそも最強。調合でPTメンバー全体のBPを増加させることが出来るので頭が悪い。テストプレイしていておかしいと感じなかったのだろうか。

・サイラス
序盤に強い。属性攻撃力だけは異常に高いのでPT全体でサイラスを支援していれば適正が10レベル以上の狩場でも戦える。

・トレサ
商人スキルの緊急回避が物理攻撃を100%カットするのだが、これをルーンマスターでPT全体に拡散するととても頭が悪い。テストプレイしていておかしいと感じなかったのだろうか。

■良かった点
・綺麗な背景
・素晴らしいBGM
・一部キャラクターのストーリーが良い
・聞き出すや探るのコマンドがストーリーに深みを与えている、NPCに感情移入しやすい

■悪かった点
・キャラクターのドット絵が粗い
・モンスターのドット絵が粗い
・ドット絵の動かし方が下手くそ過ぎる
 

・ゲーム画面に動きが無い(街の人が移動しない)
 

・特殊コマンドがキャラクター専用なのでいちいちPT入れ替えしないといけない
・各キャラクターシナリオの大半の内容が薄い上に短時間で終わり感動が無い
・ダンジョンが異常に短くボスまで戦闘が1回しか起きないこともある
・伏線をすべて回収するためには隠しボスまでクリアしないと駄目
・ボイスを入れたり入れなかったり、あきらかに手抜きだと感じるシーン有り

■総評
ドットが美しい凄いと評価されがちだが大したことはない。
 
2002年発売のゲームですらドット絵はこんな感じである。
(街の人もキャラクターもコミカルに動いている上に非常に滑らか)

上記ラピュセルの動画を見てからオクトパストラベラーのドット絵を改めて見ると、残念ながらオクトパストラベラーのキャタクタードット絵は大したことがないと感じる。

雑魚敵のドット絵は更に粗く、色を変えた使い回しが何匹も出現する。
さらに雑魚の名付け方も酷く 〇〇◯1、◯◯◯2、◯◯◯3というようなナンバリングの違いで雑魚敵の性能を変えているものまである。
 
ロマサガ2リマスターの敵グラフィックの動き方を見てからオクトパストラベラーを見るとクソゲーにしか見えない。

回復アイテムの名称も酷く、暗闇の治療ハーブ、沈黙の治療ハーブ、HP回復のブドウ、HP回復のブドウ(大)等、はっきりいってゲームへの没入感が失われる。
そりゃあ誰でも見たらわかる名称にするのは大事かもしれませんが安直すぎてしょーもない・・・。

オクトパストラベラーは兎に角背景グラフィックとBGMが凄すぎて、それ以外が同じレベルに到達出来ていないのだ。

キャラクターシナリオも酷く、例えばプリムロゼは重い使命を背負って旅をしているが、トレサはかなり軽く、重さがない。
オフィーリアも序盤このシナリオ必要か?という章が挟まれたりと、出来合い感が強い。
兎に角全体的に内容が軽くシナリオの一部はあきらかに練られていない。

隠しボスクリアまで進めないと伏線が回収出来ないのだが、伏線の回収の仕方がテキスト読むだけで、
だったらそれをシナリオに最初から練り込めよって思う。

各イベントシーンでは戦闘中に会話が発生したりするが、フルボイスで会話するキャラクターも居ればボイス無しで文字だけのキャラクターも居る。しかしゲーム全体で見ればそのキャラクター同士の重要さは同程度であり、何故ボイスを設定しなかったのかがわからない。
こういうところにも雑さや出来合い感がある。

各キャラクターシナリオを各キャラクターで完結させようとした為、共通イベントが無く、4章しか無いから内容が薄く軽くなった。
背景グラフィックとBGMが凄いので見てくれだけは良い。
隠しボスクリアまで57時間プレイしたが、そのうちの50時間はレベル上げ。
多分シナリオシーンだけまとめた動画とか作れば1時間必要無いかもしれない。定価の半額で購入したが、その半額の価値も無いと感じた。
こういうゲームが売れるから日本のゲーム業界がおかしくなる。とはいえ自分も買っちゃったんですけどね~w

オクトパストラベラーは個人的にこうしたらよかったなと思った
(ぼくのかんがえたさいきょうのおくとぱすとらべらー)
・コマンドスキルはPT外仲間からも選べる(街の中のみ)
・日本一ソフトウェアさんにドット絵を学ぶ。動きを派手にして増やす
・コストカットしていることをユーザーに悟らせない。
・各キャラクター専用シナリオとは別に必ずプレイする必要のある共通シナリオを挟み、シナリオに重厚感を与える
・隠しボスをクリアしないとただのクソゲーに感じるような作り方は辞める
・全てにおいてフルボイスにする
・レベル上げが兎に角だるくプレイ時間の8割から9割がレベル上げなので、成長システムに変更が必要。ロマサガのような能力式にして、PT外のメンバーにも経験値が行くようにするとか。
・イベントでのボス戦は戦闘中にもっと喋らせてキャラクターに深みを与える。


スクエアエニックスは毎回グラフィックとBGMは凄いのだから、それを活かせるゲームを作ったほうが良い。
ニーアオートマタは本当に良かった。
ああいうゲームを作っていくべきである。
RPGはクソゲーしか出さないなって感じ。