CODE VEINをクリア。
プレイ難易度はNORMAL。
クリア迄の時間は22時間。
Steamにて40%セールの5400円にて購入。



■内容
CODE VEINはバンダイナムコエンターテインメントより2019年9月26日に発売されたアクションRPG。
複数の媒体で発売されており、PS4やXbox Oneでもプレイすることが出来る。

■ストーリー
突如出現した「審判の棘」と呼ばれる隆起物により崩壊した世界が舞台。
この異常現象により人類の大半が死滅。
それと同時に現れた「バケモノ」と呼ばれる存在により、人類は存亡の危機に立たされた。

この「バケモノ」への対抗策として提案されたのが「BOR寄生体」。
それは死体の心臓部に寄生し、自身の血液を流し込む事によって脳を含むあらゆる器官を操る。
改良したBOR寄生体を死亡した人間の心臓に埋め込むことで、本来の意思を維持しつつ不死の存在となるレヴナント(吸血鬼)が産まれた。

主人公は記憶を失ったレヴナントとして目覚め、自らの出生の謎を調べるべく旅に出るのであった。

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パリィからのバックスタブが異常にかっこいい。

■良かった点
ゲームシステムが殆どダークソウルのパクり。
バディシステムにより難易度が抑えられている。
そこそこ自由度の高いキャラクリエイト。
そこそこ良いBGM。
戦闘がかっこいい。
感動出来るストーリー。
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キャラクリエイトはそこそこ細かく設定出来る。

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ストーリーはかなり良い!何度も涙腺が緩んだ・・・。ちなみに好きなキャラクターはジャック。

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あれ・・・?君、ソードアート・オンラインにもいなかったか・・・?

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エギルではなくデイビスだった!






■悪かった点
ゲームシステムが殆どダークソウルのパクり。
マップに入った時の効果音もダークソウルの音源に近い。
マップ構成がダークソウル3に似ている。
登場する女性キャラクターのほぼ全てが半裸。
一部異常に広いマップがありプレイしていて不快。
キャラクタークリエイトで老人を作ることが出来ない。

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沼地のステージで篝火を炊く・・・?
D3
ダークソウル3では沼地のステージで篝火を消すことになるw



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筆者のキャラクターは右から2番目。女性キャラクターは殆ど半裸でボディラインがくっきりわかる服装をしている。

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平坦ではなく、3階層くらいに別れている上にこの広さ。
更にはスイッチによる扉や梯子のロックがあるので、どう考えても攻略を複数日にわけるとどこまで進んだかが把握できなくなるだろう。

■総評
一概にダークソウルのパクリだからどうこう、と言うことが出来ないゲームだと思った。
以下比較する。
CODE VEIN側はダークソウルに対してどうかを記載。
また、筆者はオンライン機能を全く使用せずにクリアした為、全てオフラインプレイとしての評価である。

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【プレイ難易度】
・ダークソウル
ソロプレイで難易度は高い。
ボスの攻撃力は高いがエスト瓶(回復薬)による回復効果も大きい。
ボスの隙に対して攻撃を行う。
ボスの動作が読みやすく、行動を覚えて勝つ。
雑魚の動きがもっさりしており走れば逃げれる。

・CODE VEIN
バディと二人一組で攻略するゲームバランスなので、ソロだとダークソウル以上の高難易度。
ボスの攻撃力が超高く、即死やガード不能が有る。
再生力(回復薬)の回復効果が低く、硬直が長いので気軽に使えない。(体感エスト瓶の4分の1)
ボスには隙が殆ど無い。
ボスの動作が読み辛く、タゲの分散を意識した攻守の切り替えにより勝つ。
雑魚によっては瞬間移動しながら攻撃を加えてくるので逃げづらく俊敏。
属性防御がかなり重要で、例えば炎のボスなら火レジストを兎に角高めると難易度が低下する。

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序盤に出てきた蛾がゲーム全体を通して一番難易度が高かった。
筆者はダークソウル3をクリア済みだが、死にまくったダークソウル3と比較して、コードヴェインは全体を通して2回以上死んだボスはほんの数匹だった。



【操作感】
・ダークソウル
攻撃や回避、ガード、ダッシュ等でスタミナを使用する。
振り回す武器は壁に当たる為、狭い洞窟等では使いづらい。

・CODE VEIN
基本システムはダークソウルと同じ。
武器が壁に当たらない為、狭い場所でも大剣ブンブン振れる。
雑魚戦においては、攻撃の何段目で仰け反るか殆ど決まっている為戦闘を組み立てやすい。

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筆者は序盤攻撃後の隙が少ない片手剣を使用していたが、狭い場所でも攻撃が壁に当たらないことに途中で気づいたこと、更にはバディとペアで戦闘することから、両手武器に変更した。



【ステージ】
・ダークソウル
オープンワールドで自由に散策。
ステージ間の繋がりがある。

・CODE VEIN
特定のマップをクリアしないと先に進めない。
ステージ間の繋がりが無い。
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入り組んでいる上に必ずクリアすることが求められるので自由さは無い。
正攻法でのクリアが求められる。

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拠点の掲示板に次行く場所が表示されているので久々にプレイする場合でも安心。




【キャラクタークリエイト】
・ダークソウル
多様性はあるけど日本人好みする感じの絵面では無いし、兜被るとゲーム終わるまで顔を見ないなんてザラ。

・CODE VEIN
カートゥーン調の日本人が好きそうなアニメっぽいキャラグラフィック。
イベントでキャラグラフィックが頻繁に描写される。

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著者近影。
バンナムのキャラはどれもスターオーシャンっぽい雰囲気だ。



【育成要素】
・ダークソウル
どのステータスに数字を振っていくかが重要で、それによってキャラの特性が変わる。

・CODE VEIN
レベルアップによる数値は選択式ではなく、自動的にステータスが上昇する。
その代わりブラッドコードによる錬血を増やすことで自分だけのスキル構成をしたキャラクター育成が可能。
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ブラッドコードにより覚えることが出来るスキルが違い、更にマスター化することで他のブラッドコードでも使用出来る。FF5のジョブシステム、アビリティシステムに近い。素直に面白い。



【ストーリー】
・ダークソウル
世界観がぼかされており、ユーザーによる独自の解釈が求められる。考察サイトや動画が今でも人気。

・CODE VEIN
ゲーム内でストーリーの説明がされており、各キャラクターの過去シーンが自然と盛り込まれている為、感情移入が出来、それぞれのキャラクターに魅力を感じることが出来るシステムになっている。

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ジャックかっこいい。

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キャラクターの過去を知ることが出来るので感情移入が容易。

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ストーリーは兎に角良い。



プレイ前はダークソウルのパクりという気持ちが強かった。

が・・・、プレイしていけばいくほどにダークソウルシリーズとは違った作品だと感じた。
Steamでは基本おま国設定されているので価格の高さが気になるが、例えば5000円~6000円程度の価値は十分にあるゲームだと感じた。

最も良いと感じたのは、ダークソウルシリーズに比べ感情移入しやすいストーリー。
泣ける・・・!

アクション要素や難易度に関しても、ソロでの立ち回りではなくバディとのペアによる連携が重要。
ダークソウルシリーズのような「どのステータスを上昇させるか」では無く、「どのスキルを組み合わせるか」が重視されている。

購入することで後悔するような作品ではないということは確実です。
おすすめです。
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